天王山 安楽寺

天王山安楽寺は、自然豊かな北潟湖のほとり、集落から少しのぼった高台にあります。お寺の縁起は、養老2年（718年）、泰澄大師の創建と伝わり、高野山真言宗の古刹です。駐車場で車を停めて階段をのぼり、鐘楼門をくぐると本堂、客殿、庫裏・宿坊などの建物が並びます。右手には、樹齢３００年以上と伝わるあわら市指定天然記念物の大イチョウが立つ広場があります。

歴史あるお寺ですが、いま新しい取り組みを次々と展開されています！ランニングが大好きな“走るご住職”こと杉本成範さまと、坊守のあきさま、これまで本堂でのお勤めオンライン配信やコンサート、演劇、客殿での写経や切り絵、精進スイーツ、精進料理づくり、さらに宿坊での宿泊と・・・たくさんのことを実践されてこられました。お寺の落ち着いた空間で、時には心静かに集中し、ある時は楽しく、美味しく、癒され・・・何だかワクワクしませんか。

さて、安楽寺にて、どんなことができるのか、少しご紹介します。

まず、太いケヤキの柱や梁、そして彫刻が印象的な本堂は、中央にご本尊の薬師如来さまがおられ、お参りする畳敷きの空間は約56畳と広く、ヴァイオリンコンサートや演劇もできます。本堂の後方からは大きな仁王像さまがそっと見守ってくださいます。

本堂からつながる客殿は、10畳二間の畳敷のお部屋で、テーブルとイス、冷暖房有で、ワークショップなどの活動ができます。窓からはお庭も見えて、心地よいひとときを過ごせます。さらに大イチョウのある広場は、ハンモックでゆらゆらとイチョウを愛でるもよし、出店などのイベントも楽しそうですね。

「未来へ、変わり、ゆく。」

安楽寺さまのHPの最初に記されている言葉です。ここ安楽寺では、お寺さまとともに、一緒に新しいことにチャレンジできる気風があります。地域の中心にあって、みんなが集まる場所であるお寺本来のかたちを、いま新しいかたちで私たちに届けてくれています。こんなことできるかな、ぜひお話しされてみてください！