高浜まちなか交流館（ふくいの伝統的民家認定）

越前・若狭と京都の丹後地方を結ぶ丹後街道。高浜町の中心部は、かつての城下町をベースとして、近世には丹後街道の宿場町として発展した海沿いの町。街道には、江戸末期から明治・大正時代にかけて建てられた、塗籠めの虫籠窓に袖壁を備えた町家など、伝統的な町家が並ぶ町並みが残っています。

高浜まちなか交流館は、その一角の町家。「塩屋」という屋号の、地域にも親しまれていた和菓子屋さんだったそうですが、空き家となっていました。これをリノベーションしてオープンした交流拠点。現在はコワーキングスペースやレンタルスペースとして、落語会やミニコンサート、英会話教室やアロマ教室、日本酒セミナーなど、様々なイベントに利用されています。

内部は古民家特有の歴史を感じる梁や柱を見せつつ、オープンなしつらえで、フリースペースや小上がりスペース、カフェカウンター、蔵の中の会議室、小さな裏庭など、自由に使ってなんでもできる場所です。コワーキングスペースなので、Wi-Fiやモニターも完備しており、オンラインイベントにも対応できます。営業可能のキッチンもあり、料理教室や飲食イベントもＯＫ。全館を利用すれば、大きなマルシェイイベントなどもできそう。もちろん、普段のちょっとした会合や子供の遊び場としても利用できるので、まずはふらっと遊びに行ってみてはどうでしょうか。